頭皮にうかさぶたのようなものができている・・・どうしたらよいの?
- 頭皮にかさぶたのようなものができている・・・
- 触ってしまうと白いフケのようなものがでる
- 普通のかさぶたのように血はでないけど、ちょっとかゆい
そんなかさぶたのようなものが出来ている方、放っておくと増えてしまったり毛が抜け落ちてしまう心配もあります。
頭皮だけでなく、顔や首などにも伝染する恐れもあります。
こちらの記事では、頭皮のかさぶたについての原因や対策について調べてまとめました。
かさぶたができる原因
頭皮にかさぶたができる原因はいくつかあります。
それぞれの症状と対策についてまとめていきます。
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
一番多いといわれているのが、この脂漏性皮膚炎です。脂漏性湿疹ともいわれますね。
- かさぶたが白っぽい
- 触るとパラパラフケのようなものが落ちてくる
- 頭皮は赤くなりがち
主にこんな症状が気になっていたら、脂漏性皮膚炎の疑いがあります。
脂漏性皮膚炎の原因って?
脂漏性皮膚炎の原因は、
- シャンプーが合っていない
- マラセチア菌というカビ菌が繁殖している
- ストレスや食生活の乱れ
など様々な原因が考えられます。
それぞれの原因の取り除くことが大切ですが、皮膚科での診察をうけて飲み薬または塗り薬をつけることで約2週間〜1ヶ月程度で治る方も多いです。
フケやかさぶたが出来るだけだし・・・と放置しがちですが、かさぶたの触りすぎなど脂漏性皮膚炎が原因で毛が抜けてしまったり、首や顔周りに広がってしまうことがあるため早く治療を受けたほうが良いですね。
また、フケが多く出ている場合、シャンプーをコラージュフルフルネクストやカダソンなど専門のシャンプーに変えてみるのもオススメです。
カダソンシャンプー
- アミノ酸系シャンプーなので洗浄力弱め・低刺激性です。
- ニキビ予防にも使用されている、サリチル酸やグリチルリチン酸配合
- 頭皮を清潔に保ちかゆみやフケを抑えます
頭皮のかさぶたの原因がカビであるなら、下のコラージュやメディクイックなどのミコナゾール硝酸塩(抗真菌成分)が入っているシャンプーが良いと思いますが、
毎日使うとなると、低刺激でかつ清潔に保ちやすいカダソンシャンプーが使いやすいかな、という感覚です。
コラージュフルフルネクストシャンプー
- 頭皮のカビを抑えるミコナゾール硝酸塩配合
- ピロクトンオラミン 臭い対策成分も配合
- フケやかゆみを防ぐ
- 皮膚科でも勧められやすい
メディクイックH頭皮のメディカルシャンプー
- 抗真菌成分(ミコナゾール硝酸塩)と、炎症を抑える抗炎症成分(グリチルリチン酸ジカリウム)配合
- フケ・かゆみの原因菌の増殖を抑える
- これ一本でコンディショナーいらず
接触性皮膚炎(アレルギー性皮膚炎)
次に接触性皮膚炎という頭皮の炎症が考えられます。
こちらは使っているシャンプーや育毛剤、ヘアカラーなどが頭皮に合わない場合炎症を起こし、頭皮環境の乱れからかさぶたができる場合もあるようです。
アレルギー反応でも起きるためアレルギー性皮膚炎ともいわれています。
この場合はまず原因であるシャンプーなり育毛剤なりカラーリング剤なりを使用を中止しましょう。
自分がどのシャンプー、育毛剤などに反応して炎症しているのかを知るのが第一ですね。
シャンプーの場合は、洗浄成分が強すぎないかどうかをチェックしましょう。ラウリル硫酸Naやラウレル硫酸Naが主成分のシャンプーは、洗浄力が強いため刺激を受けやすくなっています。
低刺激なコカミドプロピルベタインなどのベタイン系やココイルグルタミン酸系などを使用しているアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
ただしアミノ酸シャンプーは、泡立ちが悪く今までの洗い方だと汚れをしっかり落としにくくなります。
お湯でしっかりと予洗いをして、汚れの大部分を落としておきましょう。
頭部白癬(しらくも)
頭部白癬という、頭の水虫も考えられます。
こちらは白癬菌が頭皮についてしまった状態です。とても感染が広がりやすく、他の箇所や家族にも感染してしまう恐れがあります。
フケやかさぶたのような出来物があり、また円形脱毛症のように毛が抜けてしまうといった症状がみられる場合もありますね。
頭部白癬の場合、ステロイドの治療を行うとかえって症状が悪くなってしまう事もあるため、自己診断でなく医師の診察を受けましょう。
通常は抗真菌薬で2-3ヵ月の治療が必要です。
皮脂欠乏症皮膚炎
他にも、皮脂欠乏性皮膚炎という、乾燥により皮膚バリアが弱ることが原因で頭皮が荒れてしまうことがあります。
この場合は、頭皮の乾燥・保湿ケアをすることで対策ができます。
市販薬は効果があるの?
頭皮のかさぶたについての市販薬は特別見当たらなかったのですが、頭皮湿疹向けの市販薬は ロート製薬からメディクイックHという薬が発売されています。
かゆみや炎症を抑えるとあり、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)<アンテドラッグステロイド>が配合されています。
ステロイド配合なので 頭部白癬の場合は症状が悪化するおそれもあります。
自己診断で使用せずにまずは医師の診察を受けてから使ったほうが良いかと思います。
まとめ
頭部にかさぶたができている場合は、まず皮膚科でみてもらうことが一番です。
原因によって、治療法、ケアの方法が全く異なるため、自分の判断で薬などをつけることは危険です。
かさぶたを放置しすぎて円形脱毛症になり、二年近くも治療に通っているという方もいらっしゃったので
気になったら早急に診てもらうことをオススメします。
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