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旧表示指定成分について

2001年4月に薬事法が改正され、それまでの表示指定制度からすべての化粧品について全成分表示が義務付けられました(医薬部外品を除く)
それまで表示指定成分といわれていた成分が「旧表示指定成分」という名称にかわり、一部は表示名称もかわっています。

 

表示指定成分とは「ごくまれにアレルギーなどの皮膚障害を起こすおそれのある成分」として指定された成分です。

 

ただし、この成分だけがアレルギーを起こしやすいといったわけではなく、指定成分以外にもアレルギー症例が報告された成分はあります。
アレルギーを引き起こす原因は人によって異なるため、万人に安全な成分はありえません。

 

指定成分が入っていないから安心するわけではなく、化粧品が肌に合わなかった時に、もしかしてこの成分が原因かも?と特定しやすくするために利用するとよいでしょう。

 

当サイトでの表は、現在の表示名称、旧表示名称、用途、毒性判定辞典での判定結果を掲載しています。

 

全成分表示制度になってからの名称 旧名称 用途 毒性判定
BHA ブチルヒドロキシアニソール 酸化防止剤
BHT ジブチルヒドロキシトルエン 酸化防止剤
DEA ジエタノールアミン PH調整剤 中和剤
DIPA ジイソプロパノールアミン PH調整剤 中和剤
DMDMヒダントイン 1.3ジメチロール5、5-ジメチルヒダントイン 殺菌防腐剤 ■ポ
EDTA 及びEDTA(数字) エデト酸 及びその塩類 キレート剤 殺菌防腐剤
PABA パラアミノ安息香酸エステル 紫外線吸収剤 ■ポ
PEG-(数字 12以下) ポリエチレングリコール(600以下のもの) 界面活性剤 ポリマーなど ■〜■■
PEG-ラノリン ポリオキシエチレンラノリン 界面活性剤 ポリマーなど ■■
PG プロピレングリコール 保湿剤 溶剤
p-クロロ-m-クレゾール クロルクレゾール 防腐剤 防カビ剤 ■ポ
TEA トリエタノールアミン アルカリ剤 PH調整剤
TIPA トリイソプロパノールアミン PH調整剤 腐食防止剤
アルキル(C12-14)ジアミノエチルグリシンHCI 塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 界面活性剤 ■■ポ
安息香酸及び安息香酸(数字) 安息香酸及びその塩類 防腐剤 香料 PH調整剤 ■ポ
イクタモール イクタモール 血行促進剤 殺菌剤
イミダゾリジニルウレア NN”-メチレンビス[N’-(3-ヒドロキシメチル-2.5-ジオキソ-4.イミダゾリジニル)ウレア] 防腐剤 ■ポ
ウンデシレナミドMEA ウンデシレン酸モノエタノールアミド 界面活性剤 ■■ネ
ウンデシレン酸 及びウンデシレン酸(数字) ウンデシレン酸及びその塩類 抗菌剤
液状ラノリン 液状ラノリン 油剤 エモリエント剤  
エストラジオール エチニルエストラジオール ホルモン 卵胞ホルモン ■ネ
塩化リゾチーム 塩化リゾチーム 抗炎作用  
オキシベンゾン-3 オキシベンゾン 紫外線吸収剤 ■ポ
カテコール カテコール    
グアイアズレン グアイアズレン 着色剤
グアイアズレンスルホン酸Na グアイアズレンスルホン酸ナトリウム 消炎作用 収れん剤
グルコン酸クロルヘキシジン グルコン酸クロルヘキシジン 防腐剤 口腔ケア ■ポ
クレゾール クレゾール 防腐剤 ■ポ
クロフルカルパン ハロカルバン 防腐剤 制汗剤 ■ポ
クロラミンT クロラミンT 防腐剤 ■ポ
クロルキシレノール クロルキシレノール 消臭剤 防腐剤 殺菌剤 ■ポ
クロルフェネシン クロルフェネシン 防腐剤 刺激性 ■ポ
クロルヘキシジン2HCI 塩酸クロルヘキシジン 防腐剤 口腔ケア剤 ■ポ
クロロフェノール パラクロルフェノール 防腐剤 ■ポ
クロロブタノール クロロブタノール 防腐剤 ■ポ
現在配合不可 ピロガロール    
ゴムラテックス 天然ゴムラテックス 皮膜剤 粘着剤  
酢酸トコフェロール 酢酸dl-α-トコフェロール ビタミン類 酸化防止剤  
酢酸ラネス-9、酢酸ラネス-10 酢酸ポリオキシエチレンラノリンアルコール 界面活性剤 乳化剤 ■■
酢酸ラノリル 酢酸ラノリンアルコール 油剤 閉塞剤  
酢酸ラノリン 酢酸ラノリン 油剤 閉塞剤  
サリチル酸 及びサリチル酸() サリチル酸 及びその塩類 防腐剤 フケ止剤 ■ポ
サリチル酸フェニル サリチル酸フェニル 香料 紫外線吸収剤 ■ポ
ジステアリルジモニウムクロリド 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 陽イオン界面活性剤 ■■
シノキサート シノキサート 紫外線吸収剤 ■ポ
ジフェンヒドラミンHCI 塩酸ジフェンヒドラミン 防腐剤 抗ヒスタミン作用
シメン-5-オール イソプロピルメチルフェノール 防腐剤 防カビ剤 ■ポ
臭化ドミフェン 臭化ドミフェン 陽イオン界面活性剤 ■■
ショウキョウエキス ショウキョウチンキ 香味料 抗菌性 皮膚刺激 ■ネ
水添ラノリン 還元ラノリン 油剤 閉塞剤  
水添ラノリンアルコール 水素添加ラノリンアルコール 油剤 閉塞剤  
ステアラルコニウムクロリド 塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム 陽イオン界面活性剤 ■■
ステアリルアルコール ステアリルアルコール 油剤 乳化安定剤  
ステアルトリモニウムクロリド 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 陽イオン界面活性剤 ■■
セタノール セタノール 油剤 乳化剤 乳化安定剤  
セチルピリジニウムクロリド 塩化セチルピリジウム 陽イオン界面活性剤 ■■ポ
セチル硫酸Na セチル硫酸ナトリウム 界面活性剤 洗浄剤 ■■
セテアリルアルコール セトステアリルアルコール 油剤 乳化安定剤  
セトリモニウムクロリド 塩化セチルトリメチルアンモニウム 陽イオン界面活性剤 ■■
セトリモニウムプロミド 臭化セチルトリメチルアンモニウム 陽イオン界面活性剤 ■■
セラック セラック 天然ポリマー 皮膜剤
ソルビン酸 及びソルビン酸() ソルビン酸及びその塩類 防腐剤 ■ポ
チモール チモール 香料 殺菌防腐剤 ■ポ
チラム チラム    
デヒドロ酢酸() デヒドロ酢酸及びその塩類 防腐剤 抗カビ剤 ■ポ
トウガラシエキス トウガラシ果実エキス トウガラシチンキ トウガラシチンキ ■ネ
トコフェロール dl-α-トコフェロール 酸化防止剤  
ドデシルペンゼンスルホン酸Na 直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム 界面活性剤 洗浄剤 ■■
トラガント トラガント 結合剤 天然ポリマー  
トリクロカルバン トリクロロカルバニリド 防腐剤 消臭剤 ■ポ
トリクロサン トリクロサン 防腐剤 消臭剤 抗菌剤 ■ポ
ドロメトリゾール 2-(2−ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール 紫外線吸収剤 ■ネ
ニコチン酸ベンジル ニコチン酸ベンジル ビタミン類 血行促進  
パラベン パラオキシ安息香酸エステル 防腐剤 2.3種で■ポ
ヒドロキシメトキシべンジルペラルゴナミド ノニル酸パニリルアミド    
フェニルフェノール オルトフェニルフェノール 防腐剤 殺菌剤 ■ポ
フェノール フェノール 防腐剤 変性剤 消臭剤 ■ポ
フェノールスルホン酸亜鉛 パラフェノールスルホン酸亜鉛 収れん剤 殺菌剤 ■ネ
ヘキサクロロフェン ヘキサクロロフェン 防腐剤 消臭剤 ■ネ
ベヘントリモニウムクロリド 塩化アルキルトリメチルアンモニウム 陽イオン界面活性剤 ■■
ベンザルコニウムクロリド 塩化ベンザルコニウム 陽イオン界面活性剤 ■■ポ
ベンジルアルコール ベンジルアルコール 香料 防腐剤 溶剤
ベンゼトニウムクロリド 塩化ベンゼトニウム 陽イオン界面活性剤 ■■ポ
没食子酸プロピル 没食子酸プロピル 酸化防止剤
マメハンミョウエキス カンタリスチンキ 皮膚刺激剤 止痒剤 ■ネ
ミリスチン酸イソプロピル ミリスチン酸イソプロピル 油剤 エモリエント剤  
メチルイソチアゾリノン 2−メチル-4-イソチアゾリン-3-オン 防腐剤 防カビ剤 ■ポ
メチルクロロイソチアゾリノン 5−クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン 防腐剤 防カビ剤 ■ポ
ラウリルイソキノリニウムプロミド 臭化アルキルイソキノリニウム 陽イオン界面活性剤 ■■ポ
ラウリルトリモニウムクロリド 塩化ラウリルトリメチルアンモニウム 陽イオン界面活性剤 ■■
ラウリル硫酸 ラウリル硫酸塩類 界面活性剤 洗浄剤 ■■
ラウレス硫酸 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩類 界面活性剤 洗浄剤 ■■
ラウロイルサルコシンNa ラウロイルサルコシンナトリウム 界面活性剤 洗浄剤 ■■ネ
ラネス-() ポリオキシエチレンラノリンアルコール 界面活性剤 ■■
ラノリン ラノリン 油剤 エモリエント剤  
ラノリンアルコール ラノリンアルコール 油剤 乳化安定剤  
ラノリン脂肪酸PEG-() ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール 界面活性剤 乳化剤 ■■
ラノリン脂肪酸イソプロピル ラノリン脂肪酸イソプロピル 油剤 結合剤  
ラノリンロウ 硬質ラノリン 油剤 結合剤  
レゾルシン レゾルシン 殺菌剤変性剤 香料 ■ポ
ロジン ロジン 天然ポリマー 皮膜剤  
医薬品などに使用することが出来るタール色素を定める省令(昭和41年厚生省令別表第一、別表第二及び別表第三に掲げるタール色素) 色材 色素 赤102 青201 など

 

 

 

 

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